こんにちは!
本記事ではこのような悩みをお持ちの方に向けて書いております。
銀行に入って営業になったけど、
決算書貰っても
どこ見ればよいかよく分からない
本記事の概要
決算書の見方
決算書を訪問先でいただいた時に
まず確認する項目を説明します。
筆者の略歴
大学卒業後(理系)、地元の地方銀行へ新卒で就職
約4年務めた後、IT業界の会社へ営業として転職し、現在も勤務中
銀行員時代には成績上位者に与えられる頭取賞を受賞
ざっくりした決算書の見方
決算書を貰った時にまず見る項目は下記です。
①売上高
②自己資本比率
③償還能力
順番に説明していきます。
①売上高
会社がどれくらいの金額を売り上げているかまず確認します。
何故かと言うと
会社の規模感をまず掴むためです。
もっと言うと、
融資提案ができる最大金額を把握するためです。
詳しい説明はここでは省きますが、
基本的に売上高の金額以上の融資は
提案できませんので
提案できる金額の上限の目安になります。
②自己資本比率
こちらを見るのは
融資の提案をしても返済できそうか(大丈夫そうか)
のざっくりとした判断のためです。
自己資本比率は決算書に載っていないので、自分で計算する必要があります。
◆計算式
「自己資本比率」=「純資産合計」÷「負債純資産合計」×100
※「純資産合計」「負債純資産合計」は決算書の
貸借対照表(BS)上に載っています
色々な見方ありますが、
自己資本比率が10%以下だと
融資の提案は
少し厳しいかなって感じです。
③償還能力
これは
年単位でどれくらいの金額を返済できるか
を判断するために確認します。
金融機関によって計算式が違うかと思いますが
ざっくり下記の式で求められます。
◆計算式
「経常利益」+「減価償却」=「償還能力」
※「経常利益」「減価償却」は決算書上の
損益計算書に載っています
償還能力が100万円であれば
500万円の融資を5年で提案できるな、と
(年単位では100万円の返済なので)
より細かく融資提案の金額のイメージができます。
まとめ
決算書は全体的に数字ばかりで
営業になりたての時はどこを見てよいか
わからないと思います。
今回の記事を参考にして
いきなり全部を見ようとするのではなく、
自分なりの見るポイントを3つだけとか,決めておくと、
決算書をもらった時にすぐ
会社の大枠が捉えられるようになり、
融資提案までのスピードが上がると思います。
…以上です。ここまで読んでいただきましたありがとうございました!