こんな人向け
・銀行への就職・転職を希望されている方
こんなことがわかるよ
・銀行で活躍できる、つまり銀行で働くのが向いているのはどんな人か
筆者の銀行員時代に働いていた時の経験を参考として
独断と偏見で、銀行で働くのが向いているであろう人の
特徴を3つにまとめました。
筆者の簡単な自己紹介
大学卒業後(理系)、地元の地方銀行へ新卒で就職
約4年務めた後、IT業界の会社へ営業として転職し、現在も勤務中
銀行員時代には成績上位者に与えられる頭取賞を受賞
メリット
筆者が考える銀行員に向いている人の特徴は下記です。
①ミスが少ない
②相手の立場になって物事を考えられる
③向上心が強い
順番に説明していきます。
①ミスが少ない
銀行はデジタル化がまだまだ進んでいないため
数字や氏名は基本手書き、それに加え押印の等、紙をベースとした仕事が多いです。
そのため、記入ミスなどのヒューマンエラーはどうしても避けられません。
特に営業は、ヒューマンエラーが発生しやすいです。
何故かと言うと、時間に追われ、十分なセルフチェックもままならない中で
多くの事務作業をこなすことを求められるからです。
※アポや案件が重なると、1日が分単位のスケジュールになります😅
ただ、とはいっても、お客様に迷惑がかかるような大きなヒューマンエラーはほとんど無く、
ほとんどが、銀行内の業務上の細かなルールが守られていない、
といったケースのヒューマンエラーが主です。
銀行の上司はヒューマンエラーに非常に怒りを感じられる方が多いようで、
どんなヒューマンエラーであれ、結構毎回しっかりと怒られますので、
銀行員として円満に働くためには、そもそものミスが少ない、というのは
人間関係的にも、業務生産性的にも大事な特徴だと感じました。
営業であれば、日常の業務の時間を、上司に怒られるのに使うようよりも、
お客様のための営業活動に使えたほうが間違いなく良いですからね、、、
②相手の立場になって物事を考えられる
銀行員は、社長、特に中小企業のオーナー社長からすると数少ない決算の内容を知っている人物であり、
一番話しにくいお金の相談をするビジネスパートナーです。
まず、このことを自覚するのが銀行員としては非常に大事だと思っています。
皆様も自分のこととして考えると分かると思うのです自分の家計の相談をできるような人って
交友関係の中で多くはいないと思うんですね、
ましてやそれが自分の家計のみならず、従業員の方の家計も支えている会社のお金の相談であれば
なおさら相談する相手は絞られます。
どんな人が相談相手になりえるかというと、自分の価値観と同調してくれる人、
自分が大事と思っている会社を同じく大事だと思ってくれる人だと思います。
お客様と話していも、ビジネスの上で、やはり「人」を非常に大事にされている方が多かったです。
そのため、相手の立場となって考えられる、というのは銀行員として大事な特徴と感じました。
③向上心が強い
銀行は、他金融機関との差別化を図るため、扱う製品/サービスは日々増やしたりしています。
また、金融庁の方針により営業の仕方やルールも結構変わったりします。
といったように、結構労働環境としては変化は激しいのです。
そんな中でも数字のプレッシャーは変わらずきつい、むしろ激しくなってきますので
どんな状況になっても、自分の中で数字にこだわりを持って
より多くのお客様と信頼関係を築き、契約をお預かりできるよう、
自身で自身を奮い立だせ、営業に励む能力というのが非常に重要だと思います。
実際に成果を出している行員というのは、みんな良い意味で常人のメンタルと比べると
タフというか、ねじが一本外れているというか、痛覚がなくなっている、というか
そんな中でも数字に対する熱意だけはメラメラ燃えている印象でした。
また、銀行は昇格のために、資格が必要で、
入行一年目から資格試験を受けていくので、
資格取得、つまり自己投資という意味でも向上心は非常に重要です。
まとめ
お金をあつかう仕事のためミスが少ないこと、
経営者の方のお金の相談を受ける立場のため、相手(社長・法人)の立場になって
考えられること、
営業なので向上心を持って数字にこだわり続けられる人、
このように振り返ってみると、特別な能力は必要、ということではなく、
結構当たり前のことだと感じられるかと思います。
大事なのは、自分が思っているより、
周囲の多くの人はこの当たり前のことができていないってことです。
意識的に業務に取り組んでいれば自然と身につく特徴だと思いますので、
読者のみなさまでもきっと凡事徹底することで銀行で活躍できる人物にきっとなれます。
…以上です。ここまで読んでいただきましたありがとうございました!